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車が水没した時の対処法|走行中の脱出から、その後の手続き・買取まで【2026年版】

車が水没した時の対処法|走行中の脱出から、その後の手続き・買取まで【2026年版】

台風・ゲリラ豪雨・川の氾濫で、走行中に水に流されそうになった。あるいは駐車していた車が水に浸かってしまった——「どうすればいい?」「エンジンはかけていい?」「保険は使える?」「もう乗れない?」。車が水没した時に最優先すべきは“命の確保”、次に“エンジンをかけないこと”です。 本記事では、走行中の脱出方法から、冠水後の正しい対処、保険、修理か買取かの判断までを順番に解説します。


結論|やることの優先順位はこの順番

優先度 状況 やること
最優先 走行中・車内に水が来ている すぐ車外へ脱出。ドア→無理なら窓→脱出ハンマー
1 安全な場所に出た後 119/救助要請・避難。車に戻らない
2 駐車中の車が水没していた エンジンをかけない・通電しない
3 落ち着いたら 写真記録・罹災証明・保険会社へ連絡
4 その後 修理か買取かを判断(レッカー移動)

「車より命」が大原則。 車の心配は安全を確保してからで十分間に合います。


【緊急】走行中に車が水没・流されそうな時の脱出方法

水の力は想像以上です。慌てず、しかし早く動くことが生死を分けます。

まず知っておく“水深”の危険ライン

  • 水深30cm——エンジンが止まり走行不能になるおそれ。ドアが水圧で開きにくくなる
  • 水深50cm——車が浮いて流され始める
  • アンダーパス・地下駐車場——一気に水位が上がり最も危険。入らない・近づかない

脱出の手順

  1. ためらわず車外へ——水位が上がるほど脱出は難しくなる。早い段階でドアを開けて出る
  2. 窓を先に開けておく——パワーウィンドウは浸水で電装がやられると動かなくなる。早めに窓を開けるのが鉄則
  3. ドアが開かない時は窓から脱出——水圧でドアが開かないことがある
  4. 窓も開かない時は脱出ハンマーで割る——先端の尖った緊急脱出用ハンマーサイドガラスの角を叩く。※フロントガラスは合わせガラスで割れにくい
  5. シートベルトが外れない時はベルトカッター——脱出ハンマーに付属していることが多い
  6. どうしても開かない最終手段——車内に水が入り、車内外の水位差がなくなると水圧が抜けてドアが開く。落ち着いて待ち、開いた瞬間に脱出する
  7. 子ども・高齢者を先に——自分のシートベルトを外したら、同乗者の脱出を助ける

脱出ハンマー&ベルトカッターは、**手の届く場所(運転席まわり)**に常備を。グローブボックスの奥だと、いざという時に取り出せません。

安全な場所に出たら

  • すぐに高い場所へ避難し、車には戻らない
  • 必要なら119(救助)・110へ。流された場合は無理に動かず救助を待つ

走行前・走行中の予防|冠水路に突っ込まない

  • アンダーパス・立体交差の下・地下道は冠水しやすい。豪雨時は避ける
  • 水深がマフラー(おおむね30cm)を超えそうな道は通らない。引き返す勇気を
  • 一度エンジンが止まったら再始動しない(水を吸い込んで一発で壊れる)
  • 冠水路を抜けた後はブレーキが効きにくいことがある。低速で確認を

【駐車中】車が水没した後にやるべきこと

帰宅したら車が水に浸かっていた——そんな時の正しい手順です。

① 絶対にエンジンをかけない(最重要)

水を吸い込んだ状態で始動するとウォーターハンマーでエンジンが即破損し、“直せたはずの車”が全損になります。

② キーON・パワーボタンONもしない

濡れた電装系に通電するとショート・発火のリスク。乾かす目的でも通電はNGです。

③ EV・ハイブリッド車は触らない

高電圧バッテリー搭載車は感電のおそれ。車に触れず・乗り込まず、ディーラーやJAF、メーカー窓口へ連絡を。オレンジ色の高圧ケーブルには絶対に触れない。

④ 被害を写真・動画で記録

水位の跡・室内・メーターの距離などを撮影。保険・査定・罹災証明の手続きで役立ちます。

⑤ 罹災(りさい)証明書を取得

自治体が発行する被害の証明書。保険金請求・税の減免・車の売却説明などに使えます。

⑥ 保険会社へ連絡

車両保険の補償対象か、全損か分損かを確認(詳細は後述)。

⑦ レッカーで安全な場所へ

自走は危険・厳禁。レッカー無料の業者・ロードサービスを利用しましょう。


水没後にやってはいけないNG行動

  • ❌ エンジン始動(ウォーターハンマー・全損化)
  • ❌ キーON/パワーON(ショート・発火)
  • ❌ EV/HVの高圧部に触れる・乗り込む(感電)
  • ❌ 乾かして乗り続ける(後からカビ・腐食・電装トラブル・最悪は走行中の出火)
  • ❌ 冠水歴を隠して個人売買(告知義務違反で賠償リスク)

水没レベルの確認|被害の程度を見極める

区分 浸水の高さの目安 ダメージ
床下浸水 タイヤ下〜フロア下、マフラーが浸かる程度 下回りの錆・センサー。比較的軽微
床上浸水 室内フロア(足元)〜シート 配線・ECU等の電装、カビ・異臭
完全水没 ダッシュボード〜窓・天井 エンジン内部・電装ほぼ全滅。原則“全損”

外から乾いて見えても、配線・コネクタ・ECUに水や泥・塩分が残るのが水没車の怖さ。時間差で不具合が出るため、安易に乗り続けるのは危険です。


修理する?手放す?の判断

  • 床下浸水(軽微)——点検・洗浄で乗り続けられる場合がある。ただし下回りの防錆処置を
  • 床上浸水以上——電装系の交換・カビ除去で高額修理になりやすく、直しても不調が再発しやすい。全損と判断されるケースが多い
  • 判断軸——「修理費 vs 車両の価値(または保険金・買取額)」で比較。修理費が車両価値を超えるなら手放すほうが合理的

「直して乗り続ける」より「保険+買取で次の車へ」のほうがトータルで得になるケースは少なくありません。


車両保険の使い方|水没で使える?

  • 補償範囲:台風・洪水・高潮・豪雨による水没は車両保険(一般型)でカバーされるのが一般的。「車対車+A(エコノミー型)」でも洪水・台風はカバーされることが多い
  • 対象外地震・噴火・津波による水没は通常の車両保険では対象外(専用特約が必要)
  • 全損になったら:修理費が車両保険金額を超える等で全損と判断されると、保険金額が支払われる
  • 保険金+売却:契約により「保険会社が車を引き取る」か「自分で売却して両取りできる」かが異なる。売る前に必ず保険会社へ確認
  • 等級ダウン:使うと3等級ダウンし翌年以降の保険料が上がる。損害が小さい場合は使わないほうが得なことも

水没した車をお金に変える|廃車より買取が有利なことも

「もう乗れない」と判断した水没車でも、買取で値段がつくケースは多いです。国内で再販しにくくても、海外輸出ルートや部品取り需要を持つ専門業者なら査定額が出ます。

  • 廃車は費用がかかる場合がある一方、買取は値が付く+税・自賠責の還付も期待できる
  • 一般中古車店の「0円」「査定不可」は、その販路に合わないだけのことが多い
  • 自走不可でもレッカー無料の業者が多く、動かない車でも売却できる

「廃車しかない」と決める前に、まず無料査定で売れるかどうかを確認しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 水没した車、エンジンをかけて動くか確認していい?
A. ダメです。水を吸った状態で始動するとエンジンが一発で壊れます。確認のためでも始動・通電はしないでください。

Q. 少し浸かっただけ(床下)。そのまま乗っていい?
A. 下回りの錆やセンサー不良が出ることがあります。必ず点検を受け、不安があれば乾燥・防錆処置や早めの売却を検討してください。

Q. 走行中に車が水で止まった。どうすれば?
A. 再始動はせず、安全なら早めに車外へ脱出して高い場所へ避難。水位が上がる前の脱出が最優先です。

Q. EV・ハイブリッドが水没した。触っても平気?
A. 感電のおそれがあるため触れず・乗り込まず、ディーラーやJAF、メーカー窓口に連絡してください。

Q. 保険を使うと損する場合もある?
A. 車両保険は使うと等級が下がり翌年以降の保険料が上がります。損害が小さいなら使わず売却・修理したほうが得なこともあります。

Q. 水没車でも本当に売れる?
A. 売れます。部品取り・素材・海外輸出の価値があり、人気車・高年式は上振れも。0円とは限りません。


まとめ|車が水没した時は「命 → エンジンをかけない → 記録・保険 → 売却判断」の順で

  • 走行中は命の確保が最優先。早めの脱出、脱出ハンマー&ベルトカッターを常備
  • 駐車中の水没はエンジンをかけない・通電しない・EV/HVは触らない
  • 写真記録・罹災証明・保険会社への連絡を落ち着いて
  • 修理か手放すかは「修理費 vs 価値」で判断
  • 「廃車しかない」と決める前に、買取で値段がつくか無料査定で確認

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